■
こんな感じになりましたが、一番の発見は、
柿口さんの枕の位置と円の枕の位置は、直線距離で四メートル程度。
夜な夜な円の部屋を訪れる柿口さん。
十歩程度の距離に過ぎません。
それに天井裏から円の部屋を覗こうとして天井踏み抜いたりしてましたから、
初期のころを読んだ感じでは、二人の物理的距離はもっとかけ離れているように読者は感じてしまうのだろうけれど、
設定上、上のコマで柿口さんが移動した距離は、ほんの四メートル程度です。
そして、二人の関係が充実していくに従い、互いの部屋を気やすく行き来するようになるのですが、本来これだけ狭いところに二人で住んでいるのだから当たり前と言えば当たり前。
終盤、ビール飲んだ勢いで、やけオナニーするために円の部屋に駆け込んでパンツを物色するシーン。
この前のコマでビール飲んでるんですが、柿口さんの部屋からだと、この勢いで走ってくるような距離ではないですから、
おそらく一階でビール飲んでて、それで思い立って階段駆け上がってきたんだろうな、って気がします。